日本ランク1位2位が予選落ち 男子ツアーへの悪影響懸念も
【ソニーオープン】
今大会には日本から5選手が出場したが、昨季賞金王の宮里優作(37)と、ランク2位の小平智(28)がそろって予選落ちだった。
「セカンドが全部引っかかって、とんでもないところに飛んで行った」(宮里)
「昨秋にドライバーヘッドが割れてから、(自分に)合うクラブが見つからない。ちょっと悩み始めている」(小平)
予選カットは通算2アンダーまでの76選手。宮里は同5オーバー134位、小平は同10オーバー143位。日本ツアーの実力トップ2が、米ツアーではまったく歯が立たずにボロボロだったことがわかる。
米ツアー事情に詳しいゴルフライター・吉川英三郎氏が「準備ができていなかった」とこう指摘する。
「米ツアーでは外していいラフ、悪いラフがある。ラフからはフライヤーがかかって飛びすぎるが、花道を利用できれば転がしてグリーンに乗せることができる。もちろんフェアウエーをとらえても、ピンから逆算してベストポジションなのか、ピンを狙いにくいポジションに分かれる。ピン位置は毎日違うので攻略ルートは日々変わり、4日分を事前に緻密に調べておかなければいけない。データを見ると宮里と小平はフェアウエーキープ率はいいのにパーオン率が悪かった。コース設定に対応できていないのがわかる」