日本ランク1位2位が予選落ち 男子ツアーへの悪影響懸念も
3日目が終わって通算16アンダーで首位に立ったトム・ホジー(28)は、ツアー4年目の未勝利選手で、一度もシード権を手にしたことがない。今大会はFWキープ率が57.14%だが、パーオン率は81.48%と高い数字を残している。
一方、宮里はFWキープ率64.29%、パーオン率63.89%。小平はFWキープ率60.71%、パーオン率55.56%だった。
■予選落ちは宮里、小平の2人だけの問題ではない
もちろんドライバー飛距離やグリーン上のパットのデキもあるが、かねて日本ツアー会場は単調な設定で、少しぐらい曲げても飛ばしたほうがバーディーを簡単に奪えると指摘されている。当然、外していいラフ、悪いラフの見極めまで要求されない。そんな日本設定に慣れていたら、本場で対応できないのも当然だ。
「キャディーの能力もあるでしょう。選手の成績は収入に直結するので、外国人キャディーは仲間との情報交換が活発です。日本から帯同キャディーを連れてきて、すぐにコース状況を隅々まで把握するのは難しい。それも成績に反映されているはずです」(前出の吉川氏)