ウズベキスタンに惨敗 課題山積み森保ジャパンの前途多難
中国で開催中のU―23アジア選手権準々決勝で日本五輪代表が、ウズベキスタン相手に0―4でボロ負けを喫した。
23歳以下で構成されるウズベキスタンの今回メンバーは12年U―16アジア選手権優勝、14年U―19アジア選手権3位、15年U―20W杯ベスト8の主力がズラリ勢ぞろい。
20年の東京五輪を見据え、20歳以下の選手でメンバーを組んだ日本は苦戦が予想されていた。しかし、同じ負けるにしても、試合内容がお粗末すぎた。
31分に失点すると選手は浮足立ち、ここからはチョンボのオンパレード。CB立田が自ペナルティーエリア内でモタつき、ボールを奪われて失点したり、日本の3選手が相手MF1人を囲みながら、切り返しに翻弄されてゴールを決められたり、あまりのコテンパンぶりに「個々の判断力、局面でのうまさ、チームとしての成熟度など総合力が上でした」と森保監督も脱帽するしかなかった。
現地で取材中のフォトジャーナリストの六川則夫氏がこう言う。
「旧ソ連のウズベキスタンは、たとえば東南アジアなどのアジア人と比べるとフィジカルなど欧州人に遜色なく、しかも今代表はプレー自体が洗練されて“大人びた”チームだった。本格始動したばかりとはいえ、多くの課題が見つかりました」
東京五輪でメダル獲得が至上命令の森保ジャパン。前途多難である。