グラブはジーターモデル 清宮の道具は早くもメジャー仕様
右手親指の故障でリハビリを続ける清宮幸太郎(18=早実)。前日に続いてこの日(23日)も打撃練習を回避し、キャッチボールとノックで汗を流した。
清宮はプロ入りにあたり、本職の一塁ミット以外に、三塁、外野用のグラブを持ち込んだ。すべて多くのメジャーリーガーが愛用するローリングス社製のもの。同社の担当者によると、「高校時代に使用していた型を本人からヒアリングし、新たに製作した。小指の部分に薬指と小指の2本を入れ、人さし指を出すタイプ。5本指のグラブよりもボールをしっかり掴みやすい」。
ノックの際にもっぱら使用している三塁グラブは、デレク・ジーター(元ヤンキース)と同モデル(11・5インチ、580グラム)で、現役では名三塁手のマニー・マチャド(オリオールズ)が同型のサイズ違いを使用しているという。一塁ミットは黒色をベースに網の部分は茶色、網の周囲がクリーム色と一工夫が施されている。
米球界は天然芝のグラウンドが多く、打球の勢いが死にやすいため、三塁手は三塁線の速い打球がある一方、バントや当たり損ねの緩い打球を掴みに行く機会が多くなる。