レッズ戦はDH出場 打者・大谷のノルマは2割8分&HR15発
「投手起用に関してはだいたい決まっているが、打者については柔軟に対応したい」
エンゼルスのソーシア監督は大谷翔平(23)の二刀流起用に関してこう言っている。
次回は打者として5日(日本時間6日)のレッズ戦に出場する。前回の野手起用は登板の2日後だったが、今回は3日後になる。他の野手にも打席を与えるためだと、ソーシア監督は説明する。
大谷はあくまで投手中心というのがエンゼルスの基本的なスタンス。とはいえ、打つことが専門のDHのポジションを与えるわけだから、大谷のバットには期待にとどまらず計算も含まれるのは間違いない。
何しろエンゼルスは左打者が極端に少ない。DHを除くレギュラー8人中、左打ちは外野手のカルフーンひとりだけ。左打者の大谷が、可能な限りラインアップに名を連ねるのは確実で、それなりの数字も求められる。
オフにFAで昨季24本塁打のコザート、トレードで22本のキンズラーを獲得したことによって、捕手のマルドナドと遊撃手のシモンズ以外はすべて昨季20本塁打以上をマークした野手という重量打線になった。昨年2ケタ勝利をマークした先発は2人だけ。投手力が脆弱な分、打ってカバーする方針なのだ。