エンゼルスは年間20億円増収 大谷翔平の“集金力”恐るべし
「この時期にしては、チケットの売れ行きはいいね。大谷が加入した影響が大きいと思うよ」
こう話すのは、エンゼルスのキャンプ地・ディアブロスタジアムのチケット売り場の職員だ。
大谷翔平(23)が初先発した24日(日本時間25日)の本拠地オープニングゲームには、6000人程度の観客が詰めかけた。これは例年に比べて多い数字だという。
チケットの値段はホームベースの真後ろにある最良の席(ホームプレートエムブイピー)で約5400円、バックネット裏は約4300円。全席の平均価格を約3200円とすると、1日で約1920万円を売り上げたことになる。
球場のグッズショップでは、キャンプ開始直後に白が基調の大谷のレプリカユニホーム(約1万4400円)が売り切れた。漢字で「大谷翔平」とプリントされたキャップ(約3750円)や、初安打をマークした試合の写真が額に入った「ハイランドミント」(約1万2800円)など多数の「大谷グッズ」が売られている。
球場に来た観客が大谷のTシャツ(約3750円)を買い、ホットドッグ(約640円)を食べてビール(約1180円=中サイズ)を2杯飲むとすれば、約3200円の入場料も含めて1万円近くをエンゼルスに落とす計算になる。使うお金を1人平均5000円と見積もったとしても、トータルで3000万円の売り上げだ。