激励会が急きょ「部屋」単独に 貴乃花一門は完全崩壊寸前
貴乃花親方は2月2日の理事選に出馬するも、わずか2票で落選。一方、同門の阿武松親方(56=元関脇益荒雄)は8票で初当選を果たした。選挙前、貴乃花親方は一門会で「今回は1票でも出る。みなさんは阿武松親方に投票してください」と話したが、その発言がなくとも結果は変わらなかったともっぱらだ。
「阿武松親方に特別人望があるわけではないが、奇行が目立つ貴乃花親方に比べれば、よほどまともですからね。一門の親方衆のほとんどが阿武松親方を支持し、力関係は完全に逆転している。それが面白くない貴乃花親方は、彼らをあえて呼ばなかったのではないか。貴乃花親方にしてみれば、『この一門のトップはオレだ!』と主張したい。いくら阿武松親方に力があろうと、一門は正式な手続きを踏んで協会から認められるものなので、勝手に名称を変更するわけにはいきませんからね」(前出の親方)
■若手親方も「失望した」
いまや“裸の王様”さながらの貴乃花親方だが、それも自業自得だ。
2010年に初当選してから4期8年も理事職を務めながら、改革に向けてこれといった働きかけをしてきたわけでも、理事会で建設的な意見を言うわけでもなかった。