「何でもやりたい」イチローが6年ぶり古巣マリナーズ復帰
所属先が未定だったベテラン外野手が古巣に復帰した。
マリナーズは7日(日本時間8日)、マーリンズからFAになっていたイチロー(44)との契約合意を発表。1年契約で、AP通信によれば年俸75万ドル(約8000万円)に125万ドル(約1億3000万円)の出来高が付く。背番号は慣れ親しんだ「51」。
アリゾナ州ピオリアのキャンプ施設でジェリー・ディポトGMと会見したイチローは6年ぶりの古巣復帰に「いずれまたこのユニホームを着てプレーしたいという気持ちが、心のどこかにあった。2001年メジャーリーグでプレーすることが決まった時の喜びとは、まったく違う感情が生まれた。とてもハッピーです」とリップサービス。
新天地が決まらず、一時は日本球界復帰もささやかれたオフの心境は「泰然とした状態だった」そうで、6年ぶりとなる古巣でのプレーに「僕が今まで培ってきたすべてをささげたい」と話した。
イチローは8日(同9日)からチームの全体練習に合流し、早ければ10日にもオープン戦に出場する見込み。
「マリナーズの力になれるのなら、何でもやりたい」と殊勝に話したイチロー。
今季の役割は「4人目の外野手」にとどまらず、大量リードされた場面での登板までありそうだ。