パワハラ騒動で自宅療養 W杯指揮辞退した栄監督の頭の中

公開日: 更新日:

「情熱を持った指導同様、研究心も旺盛で、国際試合の前には対戦が予想される海外勢の試合を映像でチェックするのが常です。これまで吉田沙保里に関しては、父親でコーチを務めていた故栄勝さんとともにライバルの映像を見て徹底的に分析してきた。至学館の教え子が国際大会で結果を残しているのは栄氏が立てた本番での戦略も大きい」(レスリング関係者)

 前年の世界選手権の国別対抗得点の上位8カ国によるW杯は団体戦形式で行われ、出場国は各階級のエースを投入してくる。日本は4連覇がかかっているだけに、栄氏は各国の主力を丸裸にしているに違いない。

「今大会に出場する海外勢の多くは日本のライバルになりそうな選手ばかり。今大会だけでなく、20年東京五輪に向けた貴重な資料になるだけに、栄氏は今から海外のトップ選手の映像を見て入念に対策を練っているのではないか」(前出の関係者)

 大会当日は会場の高崎アリーナに姿はなくても、愛知県内の自宅から選手にアドバイスを送りそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が