JOC理事の女三四郎も首ひねる…伊調馨パワハラ騒動の深淵
日本のスポーツ界を代表する女性論客が女子レスリングのパワハラ騒動にダメ出しである。
7日、JOC(日本オリンピック委員会)の女性スポーツ専門部会に出席したソウル五輪52キロ級銅メダルでJOC理事の山口香氏(53)。女子レスリングで五輪4連覇の伊調馨(33)が恩師である栄和人日本レスリング協会強化本部長(57)から度重なる嫌がらせを受けていたとされる問題について聞くと、「何も分からないのでコメントしようがない」としながらも、当事者の姿勢に疑問を投げかけた。
■「誰を訴えているのか分からない」
伊調は内閣府公益認定等委員会に提出された告発状について、「一切、関わっておりません」と書類作成については完全否定。その一方で、「しかるべき機関から正式に問い合わせがあった場合は、ご説明することも検討したいと思っています」と恩師によるパワハラをつまびらかにする姿勢を見せている。
内閣府や日本レスリング協会の第三者委員会の聞き取り調査に応じるとしながらも、週刊文春のインタビューに答えた以外、公に発言することを避けている伊調に対し、山口氏は「詳細が明らかになっていないのでコメントのしようがありません」としながら、こう続けたのだ。