19タコの日ハム清宮 オープン戦でヒット出ない本当の理由
「今や『日本の4番』に成長した筒香も、入団当初はストレートに対応できず苦しんだ。プロのストレートはスピードもキレも球威も、アマ投手とは格段に違う。金属バットなら多少ポイントがズレても前に飛ぶが、木のバットではそうはいきません」
筒香は新人年、キャンプ終盤から一軍に帯同するも、オープン戦では15打数3安打7三振と結果を残せず、3月19日に二軍落ち。当時の首脳陣が二軍でじっくり育てる方針を掲げたからだが、清宮は日本ハムで一軍の戦力とみなされている。前出のスコアラーは、「清宮自身も駆け引きが大事だと思っているのなら、速球に絞って打つのも手です。まず速球を打てれば、相手の攻め方も変わってくるはず」と言う。
その清宮は13日からの広島2連戦に向け、「なかなか結果が出ていませんが、経験を踏まえて、悔いのないようにやりたい」と意気込む。今後はストレートを仕留められるかどうかがポイントになりそうだ。