“職場放棄”の貴乃花親方 「告発状」提出時期にも残る疑問
これはもう、「職場放棄」以外の何ものでもないだろう。
3月場所が開催されているエディオンアリーナ大阪に初日から姿を見せていない貴乃花親方(45)が、役員室への出勤を免除して欲しいと再び相撲協会にファクスを送り付けてきたのだ。
そこには13日に貴乃花部屋のホームページで公開した「それぞれの職務は、その職に応じた役割があり、役員室に閉じこもっていては、その職務を全うできないというのが私の信条です」という文章と同様の趣旨がつづられていたという。
役員待遇委員の貴乃花親方は場所中、役員室に常駐する義務がある。にもかかわらず初日に無断で休むと、2日目の12日になって“弟子の貴ノ岩の容体について医師と連絡を取る必要があるので会場に行くのは難しい”という趣旨のファクスを協会に送ってきた。
医師と連絡を取るのは役員室でも可能だし、貴ノ岩の容体が気になるならなおさら弟子の近くにいてしかるべき。欠席する理由になっていないと判断した協会は職務を遂行して欲しいと返信。そこには八角理事長名で「何かの理由で長時間、役員室を離れなければならないときは、わたし及び尾車事業部長に確認して離席して欲しい」という趣旨のことまで書かれていたのに、それでも出勤を免除してもらいたいということだ。