岡本と吉川がレギュラーに G若手成長は松井秀喜氏の効果か
「2月の春のキャンプに松井が2年ぶりに臨時コーチとしてやってきて、珍しく熱心に直接打撃指導したのが岡本と吉川だった。アドバイスは一緒で、軸足に重心を残す打法を伝授したが、特に岡本はそれで球を長く見られるようになり、安定感が増して打球が上がるようになった。松井が最も時間を割いて指導した小林が、今年のオープン戦でも打率・074とからっきしなのはともかくとして、16年キャンプで臨時コーチを務めた際に『軸足に体重を残して、右側の軸で回転した方が安定する』とアドバイスされた坂本勇人も、その年に打率・344で自身初の首位打者のタイトルを取った。松井の指導効果は間違いなくありますよ」(放送局関係者)
岡本、吉川の成長で球団内でもまたぞろ「松井監督待望論」が聞かれるのだが、松井が臨時コーチを務めたのはたったの7日間。それで、岡本や吉川らの若手が突然変異したとも思えないが、ゴジラの指導が少しでも効果があったとすれば、これまで巨人のコーチはなにをやっていたんだ、という話になる。