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田口光久サッカー解説者

1955年2月14日生まれ。秋田県出身。秋田商高から三菱(現浦和)入り。76年に日本代表入りを果たし、日本代表Aマッチ59試合に出場。B、Cマッチを含めると161試合で代表守護神として活躍した。現役を引退する84年まで代表主将を務め、引退後は秋田経法大付属高、青森山田高、遊学館高、国際学院高サッカー部監督を歴任した。

日本代表は4年前のブラジルW杯のチームよりも弱くなった

公開日: 更新日:

 日本代表がマリ、ウクライナと戦った。

 4年前のブラジルW杯前の日本代表と比べると「弱くなった」というのが率直な印象だ。

 欧米列強の選手と比べて日本人選手は、フィジカルやスピードでハンディを負っている。小気味よくパスを回しながら、ボール保持率を上げることで試合の流れを握り、ここに勝機を見いだしたいところだが、指揮官は欧州遠征も「テストの場」と断言していた。テストの繰り返しでは、日本の生命線である攻守の連動性は熟成しない。

 選手のパフォーマンスにも苦言を呈したい。

 代表歴の少ない選手ならいざ知らず、たとえば代表108試合目のMF長谷部は、状況判断の悪さからミスが目立った。

 同93試合目のMF本田は、ボールをキープして攻撃の起点になろうと奮闘していたが、<違いを見せられる存在>とは呼べなくなった。

 とにかく指揮官も選手も不甲斐なさ過ぎる。

 日本代表はロシアW杯で惨めな姿をさらすのでは? 不安でならない。

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