大谷効果で客激増 エンゼルス戦チケットは2万5000円超えも
二刀流の注目度は敵地にも恩恵をもたらしそうだ。
5月4~6日(現地時間)のマリナーズ3戦(シアトル)は、エンゼルス・大谷翔平(23)とイチロー(44)による直接対決が実現する可能性があることから、日本のファンがゴールデンウイークを利用してセーフコフィールドに押し寄せるというのだ。
大谷効果はもちろん、エンゼルスの集客にも及び、5月中旬以降は爆発的な観客動員を記録するとみられている。
メジャーでは本拠地のある地域にもよるが、開幕後は寒さが残り、学校も休暇に入っていないため、春先の観戦を控えるファンは少なくない。エンゼルスの地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」でコラムニストを務めるディラン・ヘルナンデス記者によれば、アナハイムのファンは特にその傾向が顕著で、毎年、客足が伸びるのは学校が休みになる5月中旬過ぎからだという。
「昨季序盤は主砲プホルスの通算600号本塁打達成がカウントダウンに入り、それなりの観客動員がありました。それでも、プホルスが大台に乗せた6月3日のツインズ戦は4万236人(昨季最多は6月28日のドジャース戦の4万4669人)と、思ったほど客足は伸びませんでした。エ軍ファンにとってプホルスは古巣カージナルスのイメージが依然として強いからでしょう。大谷はエンゼルスでメジャーデビューし、期待以上の活躍をしていることから、地元ファンに受け入れられており、夏休みには親子連れの観客で賑わうのではないか」(ヘルナンデス氏)