ヤンキース田中は今季も苦戦 敵は相手打線より味方の拙守
ヤンキース・田中将大(29)が3勝目をかけて17日(日本時間18日)のマーリンズ戦に登板。
マーリンズ打線に立ち上がりをとらえられ、一回は無死一、二塁のピンチで、昨季まで同僚だったカストロに甘く入った変化球を左前に運ばれ、先制を許す。続く4番バウアーに左前打で一、二塁とされると、味方の失策も絡んで、初回にいきなり3失点。二回には一塁オースティンの失策など、味方の拙守が重なり、1点を追加された。
開幕投手とエースの座を4年目右腕セベリーノに譲った今季は不安定な投球が続いている。今季初戦のブルージェイズ戦(3月30日)こそ、6回を1失点にまとめたが、前回のレッドソックス戦では5回を7安打6失点。ここまで3試合で2勝1敗、防御率5.19と打ち込まれており、開幕から3戦連続で本塁打を浴びている。レギュラーシーズン開幕間もないとはいえ、被本塁打数4はリーグワースト4位タイだ(16日現在)。
ここまで4試合に登板して本塁打を許していないセベリーノ(2勝1敗、防御率2.63)とは対照的なスタートとなった
昨季の田中は5月中旬から不振に陥り、1カ月以上も白星から遠ざかった。自身の不調に加えて、バックに足を引っ張られるようでは今季の田中も苦戦しかねない。