逆転劇で首位独走 西武・辻監督“しがらみなき采配”の源泉
栗山と並ぶ看板選手の「おかわりくん」こと中村(34)に代わって主軸に抜擢した山川(26)も昨季23本塁打と、辻監督の期待に応えている。
「辻監督は1983年に日本通運からドラフト2位で入団。86年からのV8に貢献し、黄金時代をつくった立役者のひとりだったものの、95年に若返りを名目に戦力外通告。引退してコーチになれ、と一方的に言われた。結局、辻監督は断ってヤクルトに移籍するが、この件で『いくら球団愛があっても、いつクビになるか分からない』と思うようになったのでしょう。だからこそ、しがらみとは無縁の采配が振れるのだと思う」(前出の関係者)
就任1年目の昨年、3年連続Bクラスの西武を2位に押し上げた辻監督。その采配で、優勝フラッグをもぎとれるか。