開幕10試合連続0へM1 中日・鈴木博を支える“メジャー志向”
外れ1位でも期待はハズさない。
中日のドラフト1位、鈴木博志(21=ヤマハ)である。
広島に入団した中村奨成(18)の外れ1位だが、ここまで中継ぎとして9試合に登板し、計4安打無失点。「防御率0.00」と期待に応えている。
主に勝ち試合のセットアッパーを任され、ここまでホールドは3つ。
21日の広島戦では、八回途中からプロ初の「回またぎ」を経験しながら一人の走者も許さず、味方の援護で初勝利。完全に首脳陣の信頼を得ている。
鈴木の目標は絶対的な守護神。しかも、見据える先は日本ではなく海の向こう、大リーグだ。
背番号にもその思いが表れている。
指名挨拶で希望した「46」は、目標にしているレッドソックスのキンブレルの番号。ブレーブス時代の11年から4年連続セーブ王に輝いたクローザーだ。
希望通り「46」を背負うと、入団発表では「日本の選手はあまりつけていないからこそ、自分の背番号にしたい」と言ってのけた。