開幕10試合連続0へM1 中日・鈴木博を支える“メジャー志向”

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■ダルの食事にも影響受ける

 強いメジャー志向からダルビッシュ有に影響を受け、食生活や体調管理に対する意識が高くなった。「栄養価が高いから」という理由で、好きな食べ物はアボカド。ダルの朝食画像がきっかけでハマったという。

 新人合同自主トレでは夕食の時間まで空腹が我慢できず、練習後に菓子パンを抱えて寮へ帰っていたが、胃袋も見かけによらず(?)デリケート。「パンは好きだけど、ショートケーキが嫌い。生クリームとスポンジの組み合わせが気持ち悪い」とこだわりを見せる。

 プロ入り前はフォームも「メジャー仕様」で、上半身だけで投げる“立ち投げ”だった。しかし、このフォームは春季キャンプですぐに矯正。勝崎コンディショニングコーチが言う。

「入ってきたときは上体だけで投げている感じだった。股関節の使い方が悪かったのが原因。特別硬いわけじゃないのに、股関節の可動をうまく投球動作に生かせていなかった。そこがもったいないし、故障につながる。キャンプで続けてきた8種類のドリルは、その股関節の動作を改善させるためのメニューにしたけど、苦労していて悔しそうだったね。やることはまだたくさんあるよ」

 ドラフト制以降の新人タイ記録である、開幕10試合連続無失点まであと1つ。「八回の男」はただのメジャーかぶれで終わらない。

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