3連敗のDeNA 拙守連発は“東京五輪仕様”の人工芝も一因か
バックが崩れた。
25日、DeNAが2ケタ11失点で広島に連敗。原因は“記録より記憶に残る”お粗末な守備だ。
二回途中、7失点で降板した投手の京山もひどかったが、それが野手に伝染した。三回の先頭、投手の岡田が打った一塁線の打球をロペスが捕れず右前打。続く田中の内野安打も二塁・倉本が打球を捕り損なったものだった。
これで無死一、二塁。菊池の中前打で満塁となった後、丸が併殺コースの二ゴロを打つも、倉本からトスを受けた遊撃・大和がポロリだ。さらに松山に二塁打を許し、この回だけで3失点。記録上は「ノーエラー」だが、投手はたまったものではないだろう。
拙守の原因のひとつは昨オフに張り替えた人工芝にある。永池内野守備走塁コーチはこう言う。
「芝生が乾いているときと濡れているときでは打球の跳ね方が変わってくるんですが、(ハマスタの新しい芝は)長いので水分を含みやすい傾向にあります。選手はそれに慣れていないのかなと。オープン戦の期間中、あまり(ハマスタで)試合をやれなかったというのがある。言い訳かもしれないけど、やっぱりホーム(球場)なので、シーズンでは試合も多くやることになる。もう少し経ったら芝も寝てくるだろうから、そこも練習していくしかない」