4241日ぶり白星が自信に 中日松坂「中6日ローテ入り」志願
■「もん忖度の必要はない」
松坂は開幕6戦目(5日)に今季初先発してから中13日、中10日の間隔でマウンドに上がっている。ソフトバンク時代の15年8月に右肩を手術し、3年間で1試合しか一軍で投げていない。
森監督は以前、「もう一度、肩を痛めたら終わりになる」と話すなど、調整に慎重を期している。
「入団当初は、観客動員を期待して本拠地で2週間とか1カ月に1回でも投げてくれればいいという感じだった。しかし、この日の好投で防御率は2・00に上昇。規定投球回には到達していないが、先発ではガルシア(3勝0敗、防1・37)に次ぐ安定感です。ローテ入り直訴は『もう忖度は必要ない』という松坂の強い意思の表れ。本人の希望通り、5月中にも完全に先発ローテ入りするかもしれません」(中日のOB)
開幕前は引退危機に瀕し、1勝すれば御の字といわれた「平成の怪物」が見せる存在感。その一方で、中日にはパッとしない若手、中堅投手はワンサカいる。奮起しないわけにはいかない。