指揮官が二軍落ち示唆…日ハム清宮“一軍残留”への最低条件
ここまで6試合に出場して21打数6安打(.286)、0打点。6安打のうち2本は内野安打だし、ここまで10三振。長打は初戦の二塁打1本だけで、あとは単打か三振か内野ゴロ。まともにとらえた打球が圧倒的に少ないのだから、栗山監督が「セーフティーバントのような安打を打っている場合じゃない」と言うのももっともなのだ。
「最近の日本ハムは守備より走塁より何より、打撃に軸足を置いたチームづくりをしている。清宮には当然、長打が求められる」と、さるOBがこう続ける。
「例えば守備に目をつぶって長打力が売りの横尾を二塁で起用したし、開幕前には送球イップスの近藤を捕手で使うプランもあったほど。それでいて守備が取りえで打撃が非力の石井は出たり出なかったりですからね。要するに5点取られても6点取って勝つ、豪快に打ち勝つ野球が理想なのです。それだけにパンチ力のある清宮は是が非でも使いたい。仮にこの先、二軍で再調整させるとしても、いまのうちに外野手としての道筋もつけて今後に備えたい。でなければ、6日に初めて外野でノックを受けさせた清宮をいきなり実戦で守らせるはずがありませんよ」
近藤やアルシアが復帰してもなお清宮が一軍で生き残るためには、少なくともオリックス、ソフトバンク6連戦の間に1本でも2本でも豪快なアーチを放つなど、持ち前の長打力をアピールすることが最低条件というのだ。