指揮官が二軍落ち示唆…日ハム清宮“一軍残留”への最低条件
打撃が売りの清宮を起用しやすい状況ながら、近藤は順調にいけば15日からの西武戦で一軍復帰する可能性があるうえ、アルシアもこの日、代打で出場。レアードも今回のオリックス3連戦中に戦列復帰できる見通しだ。中軸を打つ彼らが普通にプレーできるようになったとき、果たして清宮に彼らを押しのけて試合に出続ける実力があるのかどうか。
だからこそ栗山監督もあえて左翼にチャレンジさせるなど、清宮の将来を見据えて起用の幅を少しでも広げようとしているのだろう。
去る7日には「一度、(二軍に)戻したほうがいいのかなって考え方もある。交流戦ではDHが使えない」と、二軍での再調整を示唆した。
■単打か三振か内野ゴロ
この日の試合前には初球から強く振る姿勢について「打者の持っている資質」と評価した上で、「でもそれですべていいというわけではない。ただバットを出すということじゃなく、駆け引きの中でタイミングをしっかり取ってスイングできることは凄く意味がある」。
さらに清宮自身、いまだ打点ゼロということを気にしている点については、「セーフティーバントのような安打を打っている場合じゃないよな。そんな簡単にはいかないだろう。でも、そういうふうに思っていることはすごく重要」と言った。