守備デビューの清宮 日ハムだからできる「新助っ人」扱い

公開日: 更新日:

 大物新人の育成には、球団もとかく気を使うもの。日本ハムの高卒ルーキー清宮幸太郎(18)も例に漏れないが、独自路線を突き進むこの球団はひと味違う。

 清宮は4日、「5番・一塁」でスタメン出場。一軍で初めて守備につき、4打数1安打とバットでもかろうじて結果を出した。

 清宮はかねて「課題は守備」と言われていた。春季キャンプでは金子一軍内野守備走塁コーチから、守備のイロハのイから教わっていたほどだ。

 しかし、清宮に求められているのは、長打力に他ならない。ある球団OBは「守備はあくまで最低限、というのが球団方針と聞きました」と、こう話す。

「球団は高卒新人の清宮を、『助っ人』と同じような位置づけで捉えているそうです。つまり、守備には目をつむり、とにかく打ちまくってくれればいい。最低限の守りはできるようになったと判断されたからこそ、一塁に抜擢されたのでしょう。あとはどれだけ打てるか。一塁は名手の中田がおり、DHには近藤やアルシアもいる。ライバルは多く、ポジション争いが過熱していますから」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動