ユーベとは随分と大差…ミランの迷走は来季も続くのか
そのピルロが、興味深い発言をしています。
「ミランは伝統にあぐらをかくようなクラブではない。むしろ“破壊と創造”を繰り返すチームだった」と評しました。かつて無名の指導者サッキを大胆に起用した例を挙げるまでもなく、今なお新しい指導者、スタイルを追い求めています。一方、ユベントスについては「自分がいなくなった後も同じように明日も同じ戦い方を続けられるメンタリティーを全員が持っている。誰が抜けても常に<高い山>でいられる」と表現しました。
「ミラン」と「ユベントス」。スクデット争いでしのぎを削った両雄ですが、今では随分と差がつきました。監督が目まぐるしく入れ替わるのが日常茶飯事となったミランの「迷走」は来季も続くのか? さらにユベントスの「一人横綱」時代は続くのか? それを阻止するのはどのチームなのか? 来季こそ、ミランブランドの復活に期待したいと思います。