清宮1軍復帰へ15試合の試金石 ゴジラ新人年は再昇格に40日
「真っすぐに振り負けないようにしたい」
そう言って二軍落ちした清宮幸太郎(19)は一軍で打率.179、1本塁打、2打点。29日のファーム西武戦(西武第二)からリスタートする。
なにかと比較されるあの松井秀喜氏の新人年(93年)も、4月10日の開幕を二軍で迎えると、そこから4本塁打を放ち、5月1日に一軍昇格。デビュー戦で二塁打、2戦目に初本塁打を放ったが、その後はプロの壁にブチ当たり、清宮と同じく21打席連続無安打を味わうなど、打率・091、1本塁打、4打点と低迷。6月20日以降は試合出場の機会もなく、同じ外野の助っ人・モスビーとの入れ替わりで7月9日に二軍落ちした。
「松井はプロの速球に対応できず、ゾーンの高低の見極めに苦しんでいた。7月は二軍でも打てなかったが、8月に入ると9試合で打率・361、2本塁打、8打点と調子を上げた。モスビーがケガで二軍落ちしたこともあり、8月17日に長嶋監督(当時)は、調子に波があることを認めつつも、チームの起爆剤として40日ぶりに一軍再昇格。シーズン終了までに10本塁打を放ち、以降は一度も二軍落ちせず、大打者への道のりを歩みました」(放送関係者)