今季いまだ未勝利…あるか中日エース大野雄の電撃トレード
球宴のファン投票で1位に浮上するなど、松坂大輔の話題で持ちきりの中日で、めっきり影が薄くなってしまった。13年から3年連続2ケタ勝利を挙げているエースの大野雄大(29)である。
今季はオープン戦の不調で開幕ローテから外れ、二軍スタート。一軍昇格後も2試合で0勝1敗、防御率11.57と精彩を欠いている。
昨季はチームで唯一、規定投球回をクリアしたものの、7勝(8敗)止まりで防御率は4.02。大野雄の不振がチーム低迷の大きな要因になっている。
「昨年は開幕投手を外され、今年は初登板となった4月25日の巨人戦で4回5失点と炎上するや、即刻二軍に落とされた。エースどころか主力の扱いを受けていない。昨年もトレード話が浮上したことから、『いよいよ放出もあるのでは』と囁かれている。中日は下位に低迷。特にリリーフ投手の補強は急務で、長打が打てる若手も少ない」(中日OB)
大野雄は年俸8000万円と決して安くはないし、早ければ来オフにも国内FA権を取得する。それでも、まがりなりにも中日の元左腕エース。他球団は継続して調査を進めているという。前出のOBがこう話す。