南ア大会の再現期待も 西野監督と岡田氏に2つの決定的違い
一方の西野監督は、オーバー30の長谷部や本田を重用。スイス戦では大島僚太(25=川崎)や柴崎岳(26=ヘタフェ)が持ち味を発揮し、長谷部や本田よりもいい動きを見せたが、実績の少ない彼らを軸に据える度胸が指揮官には見られない。
「厳しいのひと言。このままではW杯には勝てない」とスイス戦後の長友がズバリ言うほど選手側は苦悩している。それでも、西野監督は「危機感はない」と話し、田嶋会長にいたっては「コロンビア戦(19日午後9時キックオフ)の準備は10日あれば十分」と驚くべき発言だった。
ここからミラクルを起こそうと思うならば、とにかく残された時間を最大限に生かすしかない。 南アW杯のときのように戦い方を絞り、徹底的に守りに徹するのが得策ではないか。
今こそ指揮官の覚悟が問われる――。