選手が言いたい放題…西野Jのコロンビア戦に“3つの火種”
■口を開けば戦術についての不満や意見
新体制以後の代表選手は口を開けば、ああしたい、こうすべきと戦術についての不満、意見を好き勝手に公にしている。西野監督が、いかにチームをコントロールできていないかの証明だ。
そもそもチーム内は選手同士、いろいろな派閥に分かれて一枚岩とは言えず、これも西野ジャパンの1次リーグ敗退を予感させる要因である。
現地8日のテストマッチ・スイス戦の翌9日は練習がオフとなり、選手たちは直前キャンプ地のオーストリア・インスブルック市内で食事に出掛けるグループもあった。和食店に向かったのがMFの本田、原口、乾、DFの槙野、遠藤、GK中村、FWの岡崎、浅野の8人。イタリア料理店にGK川島やMF長谷部、DF長友たちが向かい、MFの香川、柴崎、大島らが「ホテルから外出しなかった組」だった。
「現日本代表は世代的に4つに分かれている。16年リオ五輪世代4人(93~95年生まれ)、12年ロンドン五輪世代10人(89~92年生まれ)、08年北京五輪世代7人(85~88年生まれ)、04年アテネ五輪世代2人(81~84年生まれ)ですが、北京五輪代表だったMF本田を筆頭にチームメートだったDF吉田、長友、MF香川、FW岡崎が一大勢力を形成。10年南アW杯以降の日本代表の本流だった。その中でも本田の存在感はピカイチだったが、ピッチ上での衰えがハッキリしてくると影響力も失われ、今ではDF吉田、槙野、原口、あと川島くらいが<本田組メンバー>と言われています」(前出の記者)