19歳で米女子ツアー制覇…畑岡奈紗が日本人最年少Vの快挙
後半は10番パー4でピンチを迎えた。ピンまで残り101ヤード、フェアウエーからの2打目を左に曲げてガードバンカーにつかまった。あごが高く、エッジからピンまで近い難しい状況だったが、3打目をピンそば50センチにピタリと寄せてパーセーブ。12番パー4は4メートルを入れて18アンダーとコースタイ記録に並んだが、直後の13番パー4でトラブルに見舞われた。ティーショットが右カート道にはねて不運にもクリークにつかまってしまう。ドロップして3打目は残り148ヤード。これを8番アイアンでピン手前2メートルにつけて1パットでしのいだ。
アイランドグリーンの15番パー3(155ヤード)はピン手前4メートルからこの日6つ目のバーディーを決め、コース記録を更新。17番パー3(135ヤード)で1・5メートルを放り込むと、最終18番パー5(488ヤード)は3打目をピンそば50センチにつけた。上がり2ホールを連続バーディーで締めくくり、2位以下に大差をつけた。
米ツアー参戦2年目の今季は54ホールに短縮された5月のキングスミル選手権でプレーオフまで残りながら、2ホール目でアリヤ・ジュタヌガーン(22・タイ)に敗れて悔しい2位。同月のLPGAボルビック選手権では大会2日目にトップに立ち、メジャーの全米女子オープンでも10位に入るなど4試合連続でトップ10入りを果たすなど優勝争いに何度も顔を出すようになった。