初勝利かけドイツ戦 韓国が残しそうな“不名誉な記録”とは
2大会ぶりの決勝トーナメント進出を目指しながら、ここまで2敗で1次リーグ敗退が濃厚な韓国。最終戦は前回王者のドイツと対するが、今大会の戦いぶりを見ても、格上からの金星を挙げるのは至難の業だ。申台竜監督は「1%のチャンス。小さな希望だが、好機を見いだしたい」と話しているものの、不名誉な記録を残してロシアを後にしそうだ。
何しろ、韓国はここまで2試合の反則が47個。3戦を終えたモロッコ(62個)、クロアチア(55個)、ロシア(51個)に次いでワースト4位だ。初戦のスウェーデン戦で23個、2戦目のメキシコ戦では今大会最多の24個。このペースならモロッコを抜いて1次リーグペナルティー数のワーストになる可能性がある。
■前回王者と最終戦
相手のドイツは決勝トーナメント進出に勝利が絶対条件。MFクロース(28=Rマドリード)を中心に怒涛の攻撃で韓国ゴールを奪いにくるのは明らか。韓国のエースMF孫興民(25=トットナム)は今大会初勝利に向け「諦めない。最善を尽くす」と悲壮な決意を見せており、反則覚悟でドイツ攻撃陣を止めにいくはずだ。
メキシコ戦では肘打ちや危険なスライディングが少なくなかった。ドイツのスター選手たちも韓国のラフプレーに苦しめられそうだ。