ベンチ温めたポーランド戦後 本田圭佑“監督目線”で独演会
「結果が大事。予選通過が目的だった。出ていた選手には少し酷な部分もあるけど、非常にポジティブな結果だった」
そうポーランド戦を総括したのは本田圭佑(32=パチューカ)だ。
ブーイングの余韻が残る試合会場で、本田は「西野さんはリスクを取りにいった。個人的には、素晴らしい采配だったと思う。僕が監督でも、この采配はできなかった。結果がすべて。西野さんはすごい」と指揮官を大絶賛。ポーランド戦前、自身がメンバーの変更に言及した通り、監督がスタメン6人替え。これも「査定アップ」に反映されたようだ。
もっとも、本田としては「自分をスタメンに入れろ」という意味だったはず。1次リーグ2試合とも後半途中からの出場。この日は96分間、ベンチを温め続けた。
その不満からか、「サッカーはエンターテインメント。結果主義ではダメだと僕はずっと思っている。結果を出さないと誰もオレの発言を聞いてくれないので、結果だけを追い求めているけど、本当はダメ。いいサッカーをしてナンボ」と前言を翻し、真逆のサッカー美学について独演。
監督目線の男は決勝トーナメントでどんな采配を見せるのか。