揺れるエンゼルス 大谷“二刀流”今季復帰は白紙の可能性

公開日: 更新日:

 エンゼルス・大谷翔平(24)が22日(日本時間23日)のアストロズ戦に「5番・DH」で出場。

 ア・リーグ西地区のライバル相手に3戦連続でスタメンに名を連ねると、七回の第4打席に遊撃への詰まった当たりが内野安打となり、4打数1安打1四球、2得点だった。

 クリーンヒットこそ出なかったが、この日の大谷は足で魅せた。二回、相手先発右腕のマクラーズから四球で出塁。続く、キンズラーの打席でエンドランのサインにスタートを切ると、キンズラーの打球は左翼フェンスを直撃。左翼ゴンザレスが打球を処理する間に快足を飛ばして、最後はスライディングで生還。自軍が先制を許した直後に足を生かして同点のホームを踏んだ。

 前日にはサイ・ヤング賞右腕のバーランダー相手に二塁打を放って攻略。機動力を含めて攻撃面で結果を残す大谷を巡り、地元紙の報道では連日のように「今季は打者に専念すべき」との論調が目立つ。チームは100試合を終えて50勝50敗の勝率5割ながら、首位アストロズと15ゲーム差の地区4位に沈んでいる。地区優勝はおろか、2チームが勝ち上がるワイルドカードでのポストシーズン進出は絶望的。早々と再建モードに切り替えて、右肘に不安を抱える大谷を投手として起用するよりも、「来季に向けてシャットダウンさせるべきだ」という意見が大半を占めているのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…