山根会長が怒りの猛反論 ボクシング連盟は泥沼全面抗争に
日刊ゲンダイが直撃した現役審判も、
「奈良県の選手が明らかに劣勢だった試合で、このままだと選手の健康にも関わると思い、ストップをかけた。すると試合後、山根会長に『おまえのレフェリングはおかしい!』『なんで負けになるんだよ!』と怒鳴られた。ひたすら『すいません、すいません』と謝るしかなかった。私は直接、『奈良の選手に勝たせろ』と指示を受けたことはありませんが、明らかに周囲の雰囲気でそれはわかりました。奈良の選手が負けると、会長の機嫌が目に見えて悪くなり、翌日のミーティングでは普段より熱を入れて審判を叱咤していましたから」
と、はっきり証言している。
山根会長はそんな審判不正問題を言下にこう否定していた。
「ああ、奈良判定……それは絶対にありません、ありません。一切、関わっていない。審判の不正には何もありません。公正な判定をしている。圧力? 連盟には審判委員会があって、そこが審判の配置とかをやっているから、私は一切入っていない。ウソの報道に怒りを感じている」