プロ7年目の初完封 巨人今村が「2人の師匠」に引導を渡す
巨人の今村信貴(24)がプロ初完投を初完封で飾った。昨5日の中日戦に先発。2―0の九回2死から2安打され、「ちょっとやばいと思った」と言いながら、最後はセンターライナーに打ち取った。121球を投げ、6安打無四球、三塁を踏ませない好投を「ストライク先行でいこうと思った。とにかく一人一人の打者と向き合って強気で攻めた」と振り返った。
ベテランの内海哲也(36)が7月31日のDeNA戦で4年ぶりの完封勝利を挙げたばかり。先輩からのいい流れを引き継いだ。
「今村は同じ左腕の先輩・内海に2015年オフに弟子入り。グアムの自主トレに連れていってもらった。この年は選手だけで7人の大所帯。最初はその他大勢の後輩だったが、以来3年連続で内海についていって、調整やトレーニング法から、変化球の投げ方など、多くを教わったといいます。しかし、昨年12月に故障したことで、今年は“師匠”のもとを離れたんです」(チーム関係者)
昨年12月、派遣された台湾のウインターリーグで右脇腹を痛め、2月のキャンプは三軍スタート。今村はこれを機に、リハビリ組の三軍で「別の大御所」を密着マークしたという。