Gメルセデスも3連勝 残り試合は崖っぷち助っ人がカギ握る
先日、落合博満元中日監督がTBS系の「サンデーモーニング」で、セの2位争いを演じる5球団について、「外国人次第です。契約(延長の話)が出てくるから。彼らの7月から8月、9月って強いですよ」と話していた。
2日のセの戦いはその通りの展開となった。
「いつも激しく練習していることが結果につながっていると思う。一生懸命やってるところを見てください」
巨人のメルセデス(24)がDeNA相手に3安打2失点で来日初完投勝利。大粒の汗をぬぐう助っ人から真っ白な歯がこぼれた。
このドミニカ出身左腕は2017年に育成選手として入団。二軍で結果を残して7月8日に支配下登録されると、一軍デビュー戦となった同10日のヤクルト戦から無傷の3連勝を挙げている。
年俸は約550万円。支配下選手になる前の年俸は270万円しかなかった。その上、母国にいるという夫人と子供を養わないといけない。今は、一軍最低保障年俸1430万円の差額が手に入る。メルセデスの場合は1日につき6万円程度とみられ、これだけでも大きなモチベーションになっているはず。そんなハングリー精神に満ちあふれる男に、巨人の今後がかかっているといっていい。