17戦連続安打 巨人・吉川尚輝が坂本勇の尻に火をつける
巨人の元ドラ1が好調だ。
7月31日のDeNA戦に「2番・遊撃」で出場した吉川尚輝(23)は、初回に先制の適時二塁打を放つと、二回には右翼席に運ぶ3ラン。5打数3安打4打点の活躍を見せ、1番の重信とのコンビで全得点を叩き出した。内海の4年ぶりの完封勝利をアシストした吉川尚は「つなぐ意識で打席に入った。ランナーが走っていたので、打球がいい所に飛んでくれて良かった」と喜んだ。高橋由伸監督(43)は「よく走って、よく打って、よく動いてくれた。(1、2番は)若い2人が今日みたいな持ち味を出してくれると、チームとしてもうれしい」と褒めちぎった。
左脇腹を痛め、登録を抹消されている坂本勇人(29)に代わり、遊撃に入って12試合目。巨人では長年、坂本の聖域となっていたポジションで、先輩の故障離脱により、巡ってきたチャンスでもある。中京学院大時代は主に遊撃手。二塁より本職の遊撃に就き、打撃の状態も上がってきたようだ。
遊撃の守備はたまにポカがあり、2年連続ゴールデングラブ賞の坂本の安定感には及ばないものの、強肩と脚力を生かした守備範囲の広さがウリである。