山根会長だけではない ボクシング連盟に巣くう女帝の正体
再興する会の関係者は、「内海理事は連盟の金庫番的役割も担い、そういう意味でも山根会長と極めて近しい間柄。内海理事のバックに山根会長の威光を見るボクシング関係者は多く、一部では『女帝』とも呼ばれた。彼女を筆頭とする連盟幹部に数多くいる忖度族の存在が山根会長を増長させ、それが連盟のコンプライアンスを機能不全に陥らせた大きな原因」と見ている。
日本ボクシング連盟は6日、JOCなどからの要請を受けて、告発された事案を調査する第三者委員会を設置すると発表した。JOCなどは、執行部から独立した中立的なメンバーを公表したうえで、9月28日までに調査結果と組織運営について文書での報告を求めているが、多くの幹部が山根恐怖支配体制を支えてきただけに、第三者委員会の人選を含めて厳しい監視の目が必要だ。