実戦形式登板で手応え ダルは19日にもマイナー戦で復帰へ
右上腕などを痛めて故障者リスト(DL)入りしているカブス・ダルビッシュ(31)が順調な回復ぶりを見せた。
14日(日本時間15日)、本拠地リグレーフィールドで、マドン監督、ヒッキー投手コーチら首脳陣が見守る中、実戦形式の打撃練習に登板し、打者2人に対し、3回を計55球。右中間への特大の本塁打を許すなど、2安打されたが、予定していたイニングと球数をクリアした。
この日のブルワーズ戦を前に会見したマドン監督は「全てが良かった。ストレートは我々が期待した通りだった。(リハビリの進捗状況は)決して後退していない」と満足そうに話した。
5月26日にDL入りしたダルは、6月25日のマイナー戦で実戦復帰した際、右肘の炎症などが判明した。一時は、今季中のメジャー復帰は危ぶまれたが、エプスタイン編成本部長は指揮官同様、球威が戻ったことを評価。「例えば、きょうでもメジャー相手に登板しても、それなりの投球ができるだろう」と話し、マイナーでの実戦復帰を示唆した。
シカゴの地元メディアなどによれば、19日(日本時間20日)か20日(同21日)の傘下1Aサウスベンドの試合で調整登板し、早ければ今月中にもメジャー復帰する見込み。
チームは現在、2位ブルワーズと熾烈な地区優勝争いを展開中。ダルはチームの地区3連覇に貢献できるか。