ガッツポーズ禁止と熱中症“美談化”…球児を潰すご都合主義
その一方で、朝日には観戦時の「熱中症対策」についての記事が山ほどある。ちなみに、大会本部が毎日、発表しているのは熱中症、日射病の“疑い”があった人数だ。
「アマチュアリズムを前提にしていながら、金儲けのためにやっていることを正当化したいだけではないか。こんな過酷な暑さの中でいかに頑張っているか、というのを取り上げるのは美談ではなく欺瞞です」とは、前出の吉川氏。
主催者が考えなくてはいけないことは、理想の球児像を押し付けることでも、美談でごまかすことでもなく、選手の将来である。