カネと欲望がうごめく甲子園 ネット裏“怪情報”<番外編>
■九州勢8強どころか16強もゼロは“鍛治舎ロス”
17日に出そろったベスト8の内訳は、近畿3、関東2、東北1、四国1、中国1。北海道、東海、北信越、九州はふるわなかったが、中でもサッパリだったのが九州の9校。九州勢が8強どころか16強に1校も残らなかったのは14年ぶりだ。
もちろん組み合わせに恵まれなかった部分もあるだろうが、「秀岳館(熊本)の鍛治舎監督(現県立岐阜商監督)が昨夏の甲子園大会後、退任した影響は大きい」と、九州地区担当のあるスカウトがこう言った。
「秀岳館時代の鍛治舎監督は16年のセンバツから4季連続甲子園出場。そのうち3回もベスト4に進出した。大阪から有望選手をかき集めて猛練習で鍛える手法の是非はともかく、秀岳館の躍進は熊本はもちろん、九州の高校球界を牽引した。秀岳館を倒さないことには甲子園に行けない、秀岳館に追い付け追い越せで九州全体のレベルも上がったのです」
名物監督去って、九州全体のレベルも落ちたというのだ。