カネと欲望がうごめく甲子園 ネット裏“怪情報”<上>
■誰かさんみたいにならなければいいが…
興南(沖縄)の我喜屋監督は理事長兼校長という「三足のわらじ」。近江(滋賀)の多賀監督は副校長。出場校の中には学内で管理職を兼ねている監督も珍しくない。2人が学校を私物化したという話は聞かないが、そうでない人もいるという。
「甲子園で優勝経験もある学校の監督なんですが……」と、高野連関係者がこう言った。
「大卒で教員であるにもかかわらず、大学院に通って修士課程を取得したのです。今回は久々の甲子園出場だし、監督としての引き出しを増やすためかと思ったら、目的はそれだけじゃない。私学の学校経営を学びたいというのです。つまり学内で出世して、ゆくゆくは教頭、校長の座に就きたいと考えている。偉くなって、野球部にこれまで以上に人とカネをつぎ込みたい。甲子園でさらに結果を残すことで、自分の権力を固めようという魂胆です」
OB会をはじめとする周囲は「日大の田中理事長のようにならなければいいが……」と心配しているそうだ。