育成出身が活躍 巨人が中日に仕掛ける“ドミニカ代理戦争”
開幕時の4つの外国人枠は、2年総額8億円のゲレーロ、年俸3億5500万円のマシソン、同2億2200万円のカミネロ、同2億6600万円のマギーで埋まっていた。このうち、ゲレーロ、マシソン、カミネロの3人は故障や不振などの理由で二軍調整中。役に立たない高給取り助っ人の穴埋めを500万円ほどの格安助っ人がカバーしていることになる。
「ドミニカ共和国出身の3人は、最初は育成契約で連れて来ているだけに、みんなハングリー精神旺盛で真面目。由伸監督との面談を拒否したゲレーロのような造反行為はまず起こさないだろうし、こんなにいい選手がゴロゴロいるなら、これからもドミニカで定期的にテストを行おうという流れになっています」(チーム関係者)
これに黙っていないのは中日である。ドミニカは毎年助っ人を発掘してきた森繁和監督(63)の独壇場だった地。現在、打率・306のソイロ・アルモンテ(29)らが在籍している。森監督はこのオフも「もちろん行くよ」と現地に赴く予定。中日に一日の長がある地球の裏側でこのオフ、巨人がケンカを売る――。