育成出身が活躍 巨人が中日に仕掛ける“ドミニカ代理戦争”
巨人を育成上がりの格安ドミニカ人助っ人が席巻している。
17日の中日戦にC・C・メルセデス(24)が先発。八回途中5失点(自責2)で2敗目(3勝)を喫したものの、高橋由伸監督は「少し制球に苦しんだ割に、テンポとリズムはそんなに悪くはなかった」と責めなかった。
年俸は550万円ながら、デビューからいきなり3試合で20イニング連続無失点。記録は25イニングで途切れたとはいえ、これまで6試合に登板して防御率1・90と抜群の安定感で、首脳陣の評価はうなぎ上りだ。
救援陣は上原、マシソン、カミネロを欠く苦しい台所事情の中、サムエル・アダメス(23)が守護神を務め2セーブ。こちらは同620万円だ。
■格安助っ人が高給取りを穴埋め
最近はスタメンを外れているが、内野手のホルヘ・マルティネス(25)は主に二塁や故障離脱中の坂本勇の穴を埋めるべく遊撃に入ったこともあるユーティリティープレーヤー。ここまで2本塁打をマークし、同530万円だ。3人には6、7月に育成から支配下選手契約を結んだドミニカ人という共通点がある。