就任3年目も虎Vなし 早くも浮上するポスト金本の“次の次”

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 初回に福留孝介(41)の先制2ランでゲームの主導権を握った4位阪神が5位中日に勝利。6位のDeNAに敗れた3位の巨人とのゲーム差は1となった。

 金本監督は今季が就任3年目。4位、2位ときて、今年は是が非でも優勝を手にしたいところだが、今はBクラスでもがいている。

 あるOBは「Bクラスに終わっても、金本監督の来季続投は決まっている。とはいえ、この3年間は優勝はないし、若手育成も期待されたほどの成果はない。来季も優勝を逃せば、矢野二軍監督の昇格は決まりだろう。少々気は早いが、球団幹部は矢野の次もイメージしていると思う。ダレかって? 私は今の主将と見ているんだが」。

 阪神の現主将といえば、チーム最年長の福留だ。開幕前は「今年は自分の数字はどうでもいい。目指すのは優勝だけ」ときっぱり。金本監督の胴上げを最大の目標に掲げていたが、かなわぬ夢に終わりそうだ。

「福留も金本と同じく外様。ベテランでも手抜きをせず、責任感も強い。金本と違うところは、例えば藤浪に対して『投手は(一塁カバーなど)投げる以外にもやるべきことはやれ』と面と向かって叱れるところ。中日時代の星野監督から多大な影響を受けたのだろう。すでに指導者になるための心構えができている。金本監督の就任前は『阪神の監督候補は人材難』といわれていたが、当分は監督選びに困ることはない」(前出のOB)

 プロ20年目の福留は、まだユニホームを脱ぐ気はないが、阪神で采配を振る日は、案外早くやってくるかもしれない。

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