苦手G打線を翻弄 “ハマの宇宙人”DeNA井納が持つ特権
22日、DeNAの井納が巨人戦に先発し、7回3安打無四球無失点で4勝目。「攻めの投球で乗り切れた」と、前回7回5失点と炎上した苦手な巨人打線を翻弄した。
五回、亀井の一ゴロをさばいたロペスの送球がそれ、井納は懸命に足を伸ばしてベースカバー。お立ち台で「やっと脚の長いのが生きたかなと思います」と言ってファンを沸かせた。
天然発言の多さから「ハマの宇宙人」といわれる井納は今季、中継ぎと先発を行ったり来たり。ファームでは7月にノーヒットノーランを達成するも、一軍では結果を残せずにいた。そんな自分の成績を棚に上げる部分もあるという。
「良くも悪くも素直な性格。思ったことをすぐ口にする。浜口、今永、東……次々に出てくる後輩に対する嫉妬心も隠そうとしない。『あいつはメンタルが課題』とか、まるで評論家のように言うこともある。それが絶対的エースなら周りも納得するけど、今年の成績じゃあ……。でも、何を言っても『井納だから』で片付けられるのは、彼の特権でもある」(DeNA関係者)
再び5位に浮上したDeNA。不思議キャラがベンチの雰囲気を変える?