U-21アジア4強進出の裏で 森保監督に早くも“兼任”の弊害が
東京五輪世代のU―21(21歳以下)日本代表がインドネシアで開催中のアジア大会でベスト4に進み、指揮官の森保一監督(50)もホッとひと息ついているだろう。というのもロシアW杯後、A代表の監督を兼務することになった際に「アジアの大会ではベスト4以上が絶対条件」と明言。ノルマを果たしたからだ。
「4強入りで準決勝のUAE戦(日本時間29日午後9時30分キックオフ)に負けて決勝に進めなくても、3位決定戦があるので計7試合を戦うことができる。21歳以下の若い選手にとっては、得難い国際経験になるので指揮官も本当に喜んでいる」(サッカー関係者)
しかし――。勝ち上がったことでジレンマにさいなまれてもいる。
■30日にA代表を発表
「フル代表の初陣となるキリンチャレンジ杯が9月7日に札幌で、11日に大阪で行われるが、森保監督はもちろん横内コーチ、下田コーチ、松本フィジカルコーチら代表スタッフも当然インドネシアに“足止め”されている状態。Jリーグの試合を実際に視察して国内組から、フル代表にピックアップする作業もままならないし、欧州組の映像をチェックする時間も限られている。札幌でのチリ戦、大阪でのコスタリカ戦のメンバーをどうするか、森保監督はインドネシアでウンウンうなっていることでしょう」(前出の関係者)