今季ワースト4日間7097人 男子ツアーの閑古鳥は誰の責任か
「観客が1万人も来ないようでは興行として成り立たない。男子大会は、主催者であるスポンサー企業の宣伝に使われている。プロアマ大会で取引先の接待が主な目的であって、観客を呼ぶためのプランは二の次というのが実情です。もちろん選手にも責任がある。尾崎将司、中嶋常幸、青木功のAON時代は互いに競り合い、ライバル同士の激しいプレーで観客を集めたが、そんなぜひ見たいという選手不在も観客数ダウンを招いている。それに日本ゴルフツアー機構(JGTO)は大会数を増やすことに必死で、観客増に目を向けていない。そもそもチケット収入で運営していないから観客の大切さがわかっていないのでしょう」
コース内では斜面にコースロープが張られて観戦しづらかったり、トイレ数が少なく長蛇の列をつくる大会も少なくない。
主催者、選手、JGTOのギャラリーファースト意識の欠落が、パラパラ観客の原因なのだ。