朝日生命体操Cが塚原夫妻“排除”へ 速見氏の暴行映像で加速
お茶の間に衝撃が走った。
リオ五輪女子体操代表の宮川紗江(18)の元コーチ速見佑斗氏(34)が暴力指導を行っていた問題。さる5日、速見氏は改めて暴力を認め、謝罪したが6日、速見氏による体罰の映像がフジテレビで流された。
時期は3年前の2015年、場所は2人が以前所属していた埼玉県内にある体操クラブ。練習場の隅に立たされた宮川が、仁王立ちの速見氏から右手で強烈な平手打ちを受ける。「バチーン!」という生々しい音とともに150センチ、45キロの小柄な体は大きくよろめいた。さらに左手でもビンタされ、再び宮川がグラつくという衝撃的なシーンだった。
会見で速見氏は「私自身、子供の頃に叩かれたことに対して、教えてもらえたという感謝の気持ちを持っていた。それが自分の根底にあった」と語っていた。師の背中を見て弟子は育ち、暴力指導は伝統のように受け継がれ、暴力根絶が叫ばれる現在もそれは根強く残る。そして、宮川にパワハラを告発された日本体操協会の塚原千恵子女子強化本部長(71)もまた、例外ではないというのだ。