T・クロンパが初優勝 日本ツアーを目指すタイ人プロ急増も
【ISPSハンダ マッチプレー選手権】
最終日は決勝で日本ツアー5年目のT・クロンパ(28=タイ)が2アンド1で今平周吾(25)を下してツアー初優勝。3位決定戦はR・ワナスリチャン(23=タイ)が2アップで池田勇太(32)を破った。クロンパは2014年から日本ツアーに参戦し、4年連続で賞金シードをキープしている。
「これから日本ツアーにタイ人プロが大挙して押し寄せるでしょう」と評論家の宮崎紘一氏がこう続ける。
「クロンパはゼロからゴルフを始めたと言ってましたが、決して恵まれているとはいえない練習環境の中で腕を磨いてきた。その時点で日本人選手とはハングリーさが違う。シニアで活躍するP・マークセンに面倒を見てもらったように、これからは自分が来日する後輩の面倒を見ていく責任感があると語っていた。マークセンはシニアで3年連続賞金王が間違いなく、クロンパが優勝賞金5200万円も手にできるのならと、タイの若手プロが目の色を変えて日本ツアーを目指してくるでしょう」